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「初心忘るべからず」

「初心忘るべからず」

これは室町時代の能役者である世阿弥の言葉らしいのですが、誰の言葉かを知らずに使っている場面って意外と多いものですよね。

茶人で有名な千利休は、この世阿弥の言葉を次のように変えて表現したと、先日とある雑誌で知りました。

【稽古とは 一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一】

稽古や学びには、決してこれでいいという終わりはなく、練習を重ねれば重ねるほど、学べば学ぶほど、無意識のうちにできるようにはなるが、真の達人は、その無意識の動作の中でまた新たな何かを発見して、再度一から学びを始める。という意味らしく、仕事にも通ずる、非常に良い言葉だと感じ入りました。

最近、社員の仕事内容をみておりましても、いったい何名の社員が“この達人の域”に達してくれているのだろうかと考える事があります。

ニュースでは連日、「今回のコロナショックは、間違いなくリーマンショック以上の経済的落ち込みを招く!」と報道され、新聞でも、「全世界の経済的大減速は間違いなく、既に始まっている。」と書かれているのに、どこか対岸の火事のように捉えている日本人(社員も含めて)が非常に多いように感じます。

この下落基調にある経済状況下で、過去と同じ事を繰り返しているだけでは100%生き残れない!と強く感じており、このままでは、当社もこの“ウィズコロナ”、“アフターコロナ”時代に飲み込まれてしまうと非常に危機感を募らせております。

今後、日本の中小企業が直面する大きな課題は、どこまで社員全員の雇用を維持出来るかどうか?ということで、利益率が下がれば下がるほど、社員数を減らさねばならないという現実が差し迫って参ります。

仕事で給与をもらっている=プロフェッショナルである以上、その分野においては全員が達人の域を目指すのは当たり前の事で、営業マンであれば、常に新規開拓を行いながら、既存顧客をフォローするという事が無意識のうちに行えるようにならねばなりません。

例えば、FAX DMを企画した場合、A4用紙1枚に自分がアピールしたい内容をまとめ、候補先リストを取得して準備をするだけでも、実務もこなしながらとなると、最低一ヵ月程度の準備期間は必要です。

そして、日々送信件数を決めて送りながら、こまめに電話フォローをした場合、一か月間で一体どれぐらいのアポイント数が獲得できると思われますか?

昔の私の営業時代のデーターで言えば、月20日×50件=1000件に送信して、こまめにフォロー電話を掛ければ、1ヵ月間で約50件(5%)の新規アポイントを獲得する事ができ、それを約2か月かけて訪問しながら、既存顧客のフォローも行っておりました。

それを2~3年間繰り返した結果がどうなったかと言えば、わずか3年間で売り上げの約50%を新規顧客からの受注へと変える事ができました。

当時(2000年頃)は、社内キャパの問題もありましたので、一気に売り上げを増加させることは不可能でしたが、利益率・納期幅・増面数において有利な金型を受注できた事は言うまでもありません。

上記は少し私の自慢めいた内容となりましたが、私は昔から次のような事を常に考えておりました。

【毎日をいかに効率よく過ごして、最短の努力で成果を上げる方法はないものか?】

要は、早く儲けて、早く楽をしたいという事なのですが、一つだけ付け加えると、【決して手を抜かず!】という事だけは肝に銘じておりました。

現代のIT技術を有効活用すれば、瞬時に大量のFAXやメールを送る事が叶い、ZOOM等のWEB面談を駆使すれば、移動時間を失くして商談数を増やすことができ、過去の何倍もの営業成績を上げる事も充分に可能な時代になっているのです。

何故もっともっと自ら勉強をして、効率よく成果を上げる方法を実践しないのだろうか?と不思議にさえ思います。

私自身は、こと【営業業務】に関しては、少しは達人の域に達する事ができたかな。と自負しており、これをもっと社内の営業マンへ浸透させねばならないと切に感じております。

そして、社内のあるゆる部門で【達人作り】を行い、この難局を乗り切りたいと考えております。

とにかく、【十よりかへる もとのその一】の精神です!

皆様方も体調管理にはくれぐれも気を付けて、この残暑厳しい季節を乗り切って下さい!

●余談ですが・・・
この国の国会議員(713人)や地方議員(約3.4万人)は、本当にこれだけの人数が必要なのでしょうか?今般のコロナ渦で国民生活が困窮しているこの時期に、ボーナスを返上するとか、給与を減額する事を実行された方はいったい何名おられるのでしょうか?

企業経営の場合、社員の生活を苦しめる前に、所得上位者から順に減額するのが当たり前なのに、国民の税金で生活している議員さんが、減額を実行しない事に対して私は大いに不満を感じており、少なくともマスコミを騒がせた数名の議員については、議員資格のはく奪をして欲しいものです。

因みに、国会議員の平均年収が4200万円、地方議員の平均年収が758万円(東京都は1360万円)らしいのですが、彼らの給与を半分返上するだけで総額2880億円になるのです。
どう考えても、国民との所得差が大きすぎると思います!(そう思いませんか?)

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