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【この国の未来】

久々の投稿がこのようなタイトルとなりましたが、真剣にこの国の未来が心配になってきたので、どうしても書かずにはおれませんでした。

衆議院議員選挙では、自民党が結果的には過半数を占める結果となりましたが、結局は、「他に任せられる政党がないから。」という理由だけで、大阪で維新が圧勝した理由は、何ごとにおいても有言実行で、しかも議員の受け取る給与を、「国民の生活とは乖離があるから」と自ら減らす努力を行い、議員数の削減を声高らかに公言しているからであって、これがもっと早く全国民に浸透して、維新が政権を取って欲しいと切に願っています。(数年前には、自民党も議員数を減らすと公言しながら、実際は全く減っていません。)

領収書不要の文通費が一律100万円支給???これはいったいどういう事なのでしょうか?
メールやSNSが普及したいまの時代に、いつまでこのような時代遅れなことを言うのでしょうか?
しかも、これは私たち国民から搾り取った血税ですよ、血税。
税金を自分たちの意のままに使いたい放題の無能な政治家をもう何とかしなければダメなのではないですか。

子供たちへの10万円給付に関しても、現金を家主の口座に入れる事への批判がでたら、すぐに半分の5万円を商品券給付へとすり替えましたが、これを行うだけでも900億円の無駄な費用がかかると言うじゃないですか!もういい加減、国民も本気で怒るべきでしょう。(日本人はおとなしすぎると感じます。)

コロナによる飲食店への不公平な費用補助で、一人で商売をやっている人は完全な「焼け太り状態」になっているじゃないですか!
われわれ製造業は、この2年余りの間、感染への恐怖の中でも休むことすら叶わず、しかも赤字の中でも一切の補助金も貰えず、いままで一生懸命に踏ん張っているのです。

そんな中で政府は、「社員の給与を3%アップしなさい。」というおふれを出し、その代わり中小企業者には法人税を15%免除しますから・・・という、一般国民にはピンとこない説明をしておられますが、私からすれば「馬鹿な事を言うな!まやかしを言うな!日本の中小企業の大半は赤字なので、法人税は払わなくても済むやないか!」ということで、給与を上げない中小企業の経営者がさも悪であるかのような表現はやめてくれ!と腹が立って仕方ありません!

そもそも、この数十年間、日本人の給与平均額が横ばいである原因は何か本当に分かっている政治家が何人いるの???というのが私の心境で、大手企業に対してグローバル調達を全く規制しなかった事で、調達価格は年々下げろ!下げろ!の一方通行。しかも、その競争相手が日本の1割程度の人件費である海外勢との相見積もりで、「物価の違う国とのそんな無茶な見積もり比較はないでしょ!」といくら抗議しても、「いや~実際、海外の価格の倍以上なんだよね。」と言われ、「本当は日本で作りたいのだけど30%下げてくれたら発注するけど・・・。」となって、特に仕事が薄かったリーマンショック以降は、仕事があっても全く儲からない状態へと陥り、大企業だけが大儲けしている構図となっているのです。

そして国が中小企業を全く守ってこなかった事が長年の技術流出に繋がり、コピーされた廉価版の製品を次々と中国に作られた結果、家電メーカーの衰退を筆頭に、成長産業が何もない国へと陥り、GDPが全く伸びない国となってしまっているのです。だから中小企業が全く儲からない国=国民所得が全く伸びない国となってしまったのですよ。(90%の国民が中小企業に勤めていることは政府統計でも分かっているはずなのに・・・です。)(半導体不足も全く同じ構図で日本の中小企業がつぶれていっただけなのです。)

今後の日本がIT分野だけで生きていけるのですか?
日本人のまじめで勤勉な気質は、製造業や農業、食品加工業で最も活きるのではないのですか?

政治家は、この国をどの産業で、どうやって富ませるのかを考えて、国民をその方向へと導いていくのが一番大切な仕事なのではないですか?
【経済の成長なくして、国民生活の向上はありえません!】

年々、歳を重ねるたびに、この思いが頭をよぎって仕方ありません。

渋沢栄一さんの大河ドラマを見ていると、なおさらこの思いが強くなる一方です。

国は国民を守るために産業を発展させ、その利益でもって国民に還元させる仕組みを構築するのが、政治家や議員さんの一番の仕事であるはずです。

一刻も早くこの国の経済を立て直せる若い人材が現れて、トップに立って欲しいと思います!

本当に急がなければ、2000年以降の空白の20年間が、あっという間に空白の30年間となって、本当に立て直せない国になってしまう事を真剣に危惧しています。

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