- Home
- Uncategorized
- いまこそ何を考えるべきなのか?
ブログ
3.102020
いまこそ何を考えるべきなのか?
新型コロナウイルスが完全に【世界的パンデミック】と言える状況となって参りました。
患者数は全世界で10万人を突破し、日本ではクルーズ船の患者数を除いても感染者数が500人を超えました。
全く収束のメドすら立っておらず、高校野球以外のスポーツは全て中止が決定し、様々なイベントも中止→延期となって参りました。
株価も、3/9には遂に20000円を割り込み、円も一時101円台となりました。
一体、この先いつになれば事態は収束するのか?
自分の身の回りに感染者が出はしないか?と不安を感じる毎日であります。
ただ、幸いにも、当社受注の方は相変わらず順調で、5月~6月納期までは既に大半が確定しておりますので、3月決算も良し、新期のすべり出しも良しという事で、経営面においては大きな心配はない状況となっております。
ただ、もしも社員に感染者が出た場合には、保健所に申請して除菌作業を受け、工場の操業を2週間停止しなければなりませんので、万が一・・・と考えただけでもゾッとしてしまいます。(とにかく無事を祈るしかありません。)
ただ、弊社は幸い3拠点に分かれておりますので、有事の際には各地から応援に出向くしかない!と腹を括っております。
このままの感染拡大があと2~3か月も続けば、リーマンショック以上の経済的打撃を受けるだろう、という憶測も飛び交い始めており、非常に恐ろしさを感じる世情となって参りました。
イタリアでは凄まじい勢いで患者数と死者数が増え続けており、国が移動制限を発令する事態へと発展しています。
中国から遠方なのに何故???と疑問を持たれる方も多いかと思いますが、イランでも全く同じような現象となっておりますので、これはやはり、中国の政策である(一帯一路)による地域密着度が想像以上に深く、中国人移住者が多い事が起因していると思われます。
私はここで、全世界(特に先進国)が、もう一度原点に立ち返る時期だと考えており、全国民が【幸せとは何か?】を真剣に見つめ直す良い時期だと捉えております。
*便利さと、裕福さを追求したその先に一体何があったのか?あるのか?
乗り物がとんでもなく高速化し、コンピューターでは、いまやAIが当たり前、5Gも現実の世界になろうとしています。
(便利になる世の中はいいことじゃないか。)と主張する人も多いでしょうが、私は便利さの先には(窮屈さ)しかないと考えており、人があまりにもスピードを追求・要求し過ぎたが故に、現代はかえって時間的ゆとりのない生活や仕事中身となっているように思えてなりません。
携帯電話に始まり、メール、LINE、WEB会議などなど、一見、便利に感じてきたこれらのものは、実は、人をスピードという時間軸で苦しめている部分が多く、これがなかった時代の方が、人としての繋がりは深く・強かったように感じています。
また、全世界と瞬時につながるという事は、どこからでも安く大量に調達できるので、これが世界経済及び貧富の差を拡大させた元凶だと考えております。(要は、大金持ちだけが勝てる世界へとなってしまったのです。)
私は、いまこそわれわれ国民が、まずは現代政治にNO!を突きつけ、議員数を半分以下に減らして、予算案そのものを見直すべきだと感じています。「国民の皆様の為に国会議員になりました。」というのであれば、有事の際に、「給与を一部返納します。」、という議員が一人ぐらいいても良いと思いませんか?(そもそも国民とはかけ離れた給与なのですから。)
現実の世界を何も経験していない今の政治家に、世の中の仕組みなど変えられるはずがなく、政治家や官僚のトップには、もっと民間で苦労した人が上に立つべきだと考えています。非常時に馬鹿げた国会論争しかできない政治家ではなく、稲盛さんのような方が総理大臣になるべきだとつくづく感じます。
皆さんは世界に誇れる日本人の優位性は何だと思われますか?
私は、「まじめさや勤勉さ」からしか生まれない【信頼感・安心感】であると考えており、伝統工芸品においても、車や医療などの日本製品においても、農業や食料品の分野においても、(機能性や緻密性に優れ)、(妥協を惜しまず、手抜きをしない国民性)という部分に秀でた国だと感じており、こういった分野に集中的に国家予算をつけ、若者がこれらに興味を持つ仕組みを作らなければならないと強く感じております。
ITなどの分野においてはアメリカ・中国に勝てるはずがなく、いまこそ日本国が目指す姿、指針をはっきりと示して欲しいものです。
【裕福で便利な時代しか経験していない人達には、ドン底から這い上がる真の力は絶対に備わらない】
何が言いたいのか分かりますよね。
【苦労を苦労と思わずに真面目に取り組んでいれば、必ず最後には認められる時が訪れる!】のです。
少なくとも、私はそう信じております。