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海外金型メーカーとの違い

ホームページリニューアルに伴い、久々にブログを書かせて頂きます。

この10年間を何とか生き残って来た当社ではございますが、ようやく「残存者利益」が得られる時代に突入したことを実感しております。

大きな理由は2つ。
一つ目は、金型メーカー数がこの10年間で大幅に激減し需給バランスが逆転し始めた事。(射出成形用型メーカーは1,800社→1,100社?か)
二つ目は、日本の大手メーカーがようやく海外製金型の「質の悪さ」に気づかれた事。
が挙げられると思いますが、一言だけ苦言を言わせて頂ければ、「気づくのが遅すぎます!」という事。

敢えて、「質の悪さ」と表現しましたが、要は成形中に何度も金型の不具合が発生する。という事で、海外では金型の全体感を見て修正せず、部分的処置ばかりを繰り返しているが故に起こる典型的な不具合が圧倒的です。

弊社も、ここ数年海外への金型発注を行っておりますが、海外技術者には金型の全体感を見る事ができる技術者が皆無なので、彼らに頼っても一生、金型が直らない事がとてもよく理解できました。

また、各加工技術者の全体的なレベルの低さを目の当たりにしておりますので、海外製の金型には絶対に負ける事はない!と確固たる自信を持ったここ数年でございました。

ただ、われわれ社内が目指しておりますのは、そのような低レベルな単なる勝った、負けたではなく、彼らを上手に使いこなせるプロフェッショナル集団になることですので、どこまでをやってもらい、どう管理しながら、いかに最短で手直しを行うか?という事に心血を注いでおります。

まだまだ道半ばであり、言葉で言うように簡単な事ではございませんが、今後の日本の大手メーカー様に継続して貢献するには、海外を上手に使いこなしながら品質とコストの両面でご協力する事だと考えておりますので、今後も様々な手法を用いながら企業としての成長を図って行きたいと考えております。

大手メーカー様や成形メーカー様が直接海外へ金型手配をされるよりも、われわれプロが行う方が段違いに良い金型が入手できる事は間違いありません。やはり、「餅は餅屋」です。

どうかお気軽にご相談下さいませ。

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